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2006年8月17日星期四

子どものホームケア

とあるところでお仕事のため、子どものホームケアについて勉強(というか、復習)中。
だいたい、人の子どもは心臓が止まっても何をするかわかってるしできるのに、自分の子どもとなると超!オロオロ。こんな私が偉そうに人にレクチャーできた義理ではないのだけど、そこは棚に上げといて。

いろいろ調べて山ほど資料を取ってみた。
去年も似たようなことをやっていて、お母さん向けの資料のどれを見ても症状の「見分け方」とか「病気の種類」については細かく書いてあるけど、じゃあ実際に熱を測るときはどうすればいいかとか、薬を嫌がったらどうするか、についてはほとんど触れられてないことがわかった。

・・・はなはだ疑問。
だいたい発疹の種類をみて診断をつけたり、症状を見分けて薬を決めたりするのは、医者の仕事じゃないのか?
お母さんたちは「受診のタイミングがわからない」のが不安だと思っているのだけど、だいたい病気の子どもにあんまり接した経験のない人が、症状から病状を判断(看護では、アセスメントと言っている)して適切なタイミングで受診しろというのは、難しいんじゃないか?

そしてさらに。
小児救急の悲惨な現状は良く知られているとおりなのだけど、救急患者のほとんどは入院の必要もないくらいな軽症の子たち。だけど子どもの病状が心配なお母さんたちが救急外来を受診するのが多いので、混雑するのではないかという論文もあり。

さらにさらに。
医療者から見ればそんな「無駄な」救急受診患児を「減らす」ために、お母さんたちに「病気が見れる」教育をして救急受診患児を減らしましょう!って言ってる論文もあり。


それってどうなのよ!?
子どもの病気を見るのは医者だし、病状からどんな日常生活を過ごしたら楽になるかを考えるのが看護師だし、お母さんたちは子どものもっとも大きな支えで、かつ日常の世話をする人。
軽症の救急患児を減らすために、医者も看護師も自分の仕事をお母さんに押し付けようとしてるように見えるんだけど!?


読めば読むほどモヤモヤしてきて、だんだんフラストレーションがたまってきた。
現場で接するお母さんたちは、決して「昼間混んでるから夜間救急を受診した」人ばかりじゃないし(そういう人もいるけどさ)、がんばって病気の子どものために迷いつついろいろやって、疲れて子どもが直ったらダウンするお母さんもいる。

そんな人たちに、単に「病状を見分ける」教育だけをして、効果的なのかなぁ。心配になって受診したお母さんたちの「不安」は、それだけでなくなるのかな?


モヤモヤモヤモヤしてたら、恩師が書いたコラムを発見。
要約すると、子どものホームケアについて医療者が書いた文献には、お母さんたちに医療者と同じような「診断」を求めてるものが多いけど、それは無茶じゃないか?
お母さんにはお母さんの役割がある。それは、不快な症状で不安な子どもが、もっとも安心できるようにお母さんがかかわること。そして医療者は、お母さんがそんな風に子どもにかかわれるように支援することが必要なんじゃないか。


子どものホームケア


・・・恩師、あなたは本当に偉大です。
私が言いたかったのは、まさにこれでした。モヤモヤが一気に晴れて、自分が言いたいことの方向性が定まった。

自分なりの結論。
子どもが病気をして、家で看病する際にお母さんに必要なことは、子どもが安心できるようにかかわること。そしてお母さん自身が、安心して子どもにかかわれること。

そのためにお母さんたちに必要なのは
*可能な限り、他の人のいろんな援助を借りられること
 (どこに相談すればいいかわかる、人の力を借りるように自分から働きかけられる)
*病気の「診断」に関しては積極的に専門家を活用できること
*症状別に「子どもが楽になる」方法を知って、それが実践できること
*お母さん自身が、感染から身を守り、看病中でも適切な休息がとれること。

・・・きっとまだまだあるな。もうちょっと考えてみるけど、これらのことが伝えられるようなプレゼンをしたいと思います。がんばるぞー

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