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2005年10月1日星期六

子どものやけど:日航事故から考える

子どもは大人に比べて皮膚が薄く弱いので、やけどを負うと大人より重症化しやすいのです。それに加えてやけどの対応も良く知られてないらしく、こんな痛ましい事故に至ってしまいました。

乱気流でコーヒー浴び男児大やけど、日航対応に問題

 昨年9月、乱気流に巻き込まれた鹿児島発伊丹行きの日本航空機で、乗客の男児が機内サービスのホットコーヒーを浴びて大やけどを負った。

 この事故について、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は30日、調査報告書を公表、乗員がけがの程度を軽く見て救急車を手配しないなど日航側の対応に問題があったと指摘した。

 パイロットについても、「気象レーダーを適切に使用していれば乱気流を避けられた」と批判。トラブル続きの日航に対し、厳しい言葉が並ぶ異例の内容となった。

 事故があったのは昨年9月23日。日航2408便(MD90型機、乗客174人)が離陸から約30分後の午後3時5分ごろ、高知県沖で雲の中を飛行中に、乱気流に巻き込まれた。

 当時は客室乗務員が機体後方で機内サービスの飲み物を配っており、激しい揺れでカートに載せていたポットが転倒。ポットのふたが外れ、母親に抱かれて座っていた男児(1歳10か月)が大量のホットコーヒーを浴びた。男児は腹から右足にかけて赤く腫れ、尻などの皮がむけた。

 客室乗務員は傷に保冷剤を当てる応急処置はしたが、「一刻を争うほどではない」と判断。機長も、「皮がめくれているとの連絡は受けたが、大事には至っていない」として、無線で地上職員にクリーニング券を用意するよう指示したが、救急車の手配は行わず、緊急着陸しなかった。

 着陸後に引き継いだ地上職員も空港近くの病院を紹介しただけで、男児は空港近くの病院で一般の患者扱いで受診していた。男児は翌日に改めて専門医の診察を受けたところ、全治1か月の重傷と診断された。

 男児の母親は事故調に対し、「客室乗務員に救急車の手配を依頼したら、『ちゃんとやっています』と言われた」と証言。しかし、「降りてからすぐ病院に連れて行きたいと言うと、子供の状況も確認せずに『タクシーで行ってください』と言われた」という。

 事故調は、乗客がやけどを負った際の対応マニュアルが客室乗務員の間で周知徹底されていないと指摘。「幼児がやけどをしたことを考えれば、軽傷だったとしても、後になって予見していない症状が現れる恐れがある」として、日航側の対応は不適切とした。

 一方、乱気流に巻き込まれたのは、副操縦士がコックピットの気象レーダーを十分に確認せず、進行方向にあった発達中の強い積乱雲を未然に発見できなかったためと指摘。同じ飛行ルートを、事故の前後30分間に計20機が飛行していたが、いずれも直前で積乱雲に気づき、回り道をして避けていたことを明らかにした。

 日本航空の話「やけど事故を重く受け止めて再発防止措置を講じてきたが、事故調の指摘を受け、今後さらに内容を検証し、必要な対策を講じたい」(読売新聞) - 9月30日14時36分更新

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この記事は以下より引用しました
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000307-yom-soci

この事故から学ぶことは以下の2点だと思います。

1.やけどの応急処置

やけどした時の応急処置の原則は「とにかく流水で30分以上冷やす」です。これは熱が皮膚の奥に奥にじわじわしみこんで、やけどが深くなってしまうから。飛行機内は水が少ないので「流水」とまではいかなくても、「保冷剤」では冷やせる範囲が余りにも狭く、逆に冷やしすぎになる可能性もあります。十分濡れたタオルで覆ってこまめに取り替えた方がまだ良かったような。。。


2.子どものやけどの重症度度のとらえ方

子どもは皮膚が薄くて弱いので、やけどしたらオトナより重症化しやすいです。「水ぶくれができた」というから、やけどの重症度4段階から考えると2番目にひどい。これだけでもすぐに病院で治療を受ける必要があるくらいです。

そして広範囲だと命にかかわります。「広範囲」の目安は受傷した子どもの手のひら10個分。このくらいの広い範囲だと、体の中の水分がやけどの部分から染み出してしまい、体液バランスが崩れて意識を失ったりけいれんしたりと非常に危険な状態になることがあります。
記事から見ると明らかに10個分以上の範囲で受傷していて、よく無事だったな、とホッとするやら怖いやら・・・
「子どもの手のひら10個分以上」「水ぶくれができる」ほどのやけどは、すぐに「救急車を呼ぶべき状態」です。(「大したことない」なんて、とんでもない!!)

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やけどの程度から考えるに、この子に傷が残らないか心配です。。。

乱気流を避けるとかこぼれないポットを使うなどの「予防」はもちろん大切ですが(本当は、機内でふたもつけずに熱い飲み物を提供するのはやめて欲しいのだけど)、この一連の対応はあまりにもお粗末で、応急処置マニュアルを徹底させる必要があります。キャビンアテンダントはじめ航空会社が「乗客の安全を守る」のがミッションなら、ぜひ今回の事故から対応を検討すべきと思います。そして、一般の方々にもやけどの応急処置と子どものやけどについて、知ってもらいたいと思います。

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