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2004年7月2日星期五

逃げるな、正面から行け

誰だって、人から嫌われるのはヤだ。普通に生活していれば、大人同士の気遣いで多少嫌でも表に出さないから、表面上では「自分が嫌がられてる」って感じなくても済む。

でも、看護師だとそうもいかない。体の具合が悪い余裕のない人、増して子どもなら、容赦なく相手が傷つく言葉を投げかけることだってある。

あなたがきらいだ。

そのメッセージを正面から受け止めるには、知識に裏打ちされた相手に対する理解と経験に基づいた面の皮の厚さが必要だ。まだ若く経験も浅い彼はどちらも持ち合わせていなかった。ゆえに子どもに近づけなかった。それどころか最初は関心すら示していないように見えた。2人の距離は縮まらない。見ていてもどかしい。こちらから近づかなければ、2人の距離は永遠に縮まらない、遠ざかってゆくばかり。少しずつ彼は子どもに近づきたいとは思えるようになった。でも方法がわからない。嫌われたくないから近づけない。

「逃げるな、正面から行け。それでダメなら、このもどかしい関係は君のせいじゃない。」
私に言えたのは、これだけ。

彼は、ホントに、頑張った。嫌われたくない自分の弱さを乗り越えて、子どもを正面から見て、触れて、声をかけ、反応を見て、それにあわせて行動した。今まで甘っちょろくて後ろからケツを蹴飛ばしたくなるような臆病者とは、別人のように。

結局、子どもに「怖がられてる」ことがわかった。彼が一番おびえていた、「嫌われてる」ことが分かったにもかかわらず、その顔はすごく清清しくて、何か吹っ切れたようでもあった。

040702.jpg

「今まで子どもが何を言いたいのかよく分からなかったけど、今日やっと分かった気がした。今まで泣くばかりで何が嫌かわからなかったけど、自分が子どもを怖がらせていたんだってやっとわかった。わからなくてどうしようか困っていたけど、これで自分が子どもにどうかかわればいいか、分かった気がする。」

自分が傷つくことが怖くて隅っこでぶるぶる震えていたうさぎから、一気にかっちょいい専門職業人になったように見えた。逃げ回ってたら、何も見えない。正面からぶつかることで、わかる、できる何かがある。

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